カレーで思い出す我が家のカレー事件
先日例えとして夫くんのカレーの話を書いていて思い出した。
私達はふたりの間に起こったくだらないケンカや割と大ゲンカになったケンカまで、
後々の笑い話のネタとしてメモ帳『夫くんの事件簿』に書き溜めている。
そしてこのカレー事件ももれなく載っているのだが。
それは私が、何もかもうまく運ばず、
ただでさえ低い自己肯定感が究極まで落ち切っていた時のことだったーーー。
どうにも世の中にも家族感でも役に立っている感覚が持てない私は
それでも何とか自分に持てるものをと、
仕事でこれは便利だ・・・!とその日得た知識を夫くんに披露した。
夫とは同じ会社ではないが同じ業界で働いている。
なので結構共通して使えるスキルなどは沢山あり、よく共有し合っている。
しかしその頃の私は、自己肯定感が極限まで落ちているため
自分が与えられてばかり。。。(´Д⊂ヽ
と落ち込んでいた。
そしてこの時も・・・
夫から発せられた「ああ~それね、知ってるよ。」の一言に打ちのめされ。
夫の役に立ちたい一心で持ち帰った「これぞ・・・!!!✨」
という私の必殺技は一瞬でしゅるるる~~~っと消えて行くとともに、
自己肯定感はさらにすり減っていくのであった。
そしてここから私の面倒くさいモードがさく裂する。
「そうだよね。あーそうだよね。」
「夫くんの方が先輩だし。」
「夫くんの方が技術面強いし詳しいもんね~~~。」
「私の知ってることなんて役に立つこともないよねぇ~~~(´Д⊂ヽぴぇ」
「あれの便利な使い方覚えてももう教えてやらないからね~~~(´Д⊂ヽぴぇぇ」
・・・。
我ながら、なんてめんどくさいヤツなんだ(;´Д`)
普段は教えられてばかり、なんて思ったこともそんなになく。
普通にやりとりしていたのに、こういうモードに入るともう手がつけられない。
そしてこの数日後にカレー事件は起こった。
その日は生理中で体調もかなり悪く数日思うように動けなかった。
まだ結婚前の夫くんは、
「休んでていいよ、俺がカレーでも作ろうか。」
と安定の優しさをみせる。
しかし、まさかのここで事件は起こったのでした…。
私「ぴえん・・・(´Д⊂ヽ」
夫くん「・・・。え!??? なんで!??(◎_◎;)」
夫くん「俺のカレー。そんなにうれしい!???」
私「ちがう・・・そうじゃない。」←ひどい
夫くん「え、えええ、どうしたの( ;´Д`)」
私「最近私、何にもできてないのに・・・」
私「夫くんがそんな完璧にカレーまで作ってくれたら・・・」
私「私の居場所がなくなっちゃうっ(ノД`)・゜・。」
夫くん「・・・。そんなことないでしょう(爆笑)」
生理中もあってそしてその前から精神状態あまりよくなく。
情緒不安定が極まるあまり、
こんなささいなことで何故か涙が止まらないのでした(^-^;
普通に、むしろただただ優しい夫くんの行動に、ありあがとう…!
で終わりの話なのに、
一体どうなってたんでしょう(^-^;
(※ちなみに今は大丈夫です。)
こうして書いてみると。
事件でもなくただのケンカというほどのケンカでもなく、
ただただ私が情緒不安定だった話でした(´Д⊂ヽ
その後しばらく、ことあるごとに私は。
「今私の存在このくらいだから。」
と、豆粒ほどの輪を手で作って見せていた。
今思うと存在というより、いろいろなことに疲れ切って、
生命力がそのくらいだったのかもしれない。